光電話も固定電話もどちらも固定電話
固定電話とは、携帯電話などの移動体通信(スマホなどの電話)に対してつけられた名前で、一定の場所に固定された電話のことをいいます。
そのため、光電話も固定電話も、一定の場所に固定されていますのでどちらも固定電話になります。
光電話と固定電話の違いとは!?
光電話も固定電話もどちらも固定電話というのであれば、なぜ言い方が異なるのか、ご紹介します。
呼び方が違う
固定電話は、加入電話や加入ISDNなどと呼ばれます。それに対して光電話は、平仮名で・ひかり電話とも書かれます。
線が違う
固定電話は、家の中まで何らかの線を引っ張ってきて、遠くの人とのお話を可能にしています。
光電話と固定電話は、その線の素材が異なるのです。固定電話の場合、電話回線と呼ばれる銅線が使われます。
この電話回線を使ったインターネットはADSLと呼ばれています。
光電話の場合、光ファイバーと呼ばれる光を伝えることのできる線が使われています。
光ファイバーを使ったインターネットは光回線と呼ばれています。
光回線の方が料金が安い
固定電話には料金プランが2つあります。とてもわかりやすいプランで、施設設置負担金をお支払いするプランは月額基本料金が安く、払わないプランは月額基本料金が高い設定です。
施設設置負担金は39,600円 or 0円、月額基本料金は1,595〜1,870円 or 1,870円〜2,145円のどちらかになります。
通話料金は、市内の固定電話に9.35円/3分、ケータイ電話へは22〜44円/分、アメリカへは66円/分です。
光電話の場合、まず光回線を宅内に引いてもらう工事が必要です。光回線を契約する場合、毎月の基本料金から引かれるので、工事費は実質無料の場合がほとんどです。
月額基本料金は550〜1,100円。市内の固定電話に8.8円/3分、ケータイ電話へは17.6〜27.5円/分、アメリカへは2.75〜9.9円/分です。
すでに光回線をご利用の方が、後から光電話を導入する場合には工事費が3,000〜10,000円程度発生します。
固定電話 | 光電話 | |
初期費用 | 2,200〜39,600円 | 3,300〜11,000円 |
月額基本料金 | 1,595〜1,870円 | 550〜1,100円 |
固定電話同士(市内)の通話料 | 9.35円で3分 | 8.8円で3分 |
固定電話→ケータイの通話料 | 22〜44円で1分 | 17.6〜27.5円で1分 |
アメリカ合衆国への通話料 | 66円で1分 | 2.75〜9.9円で1分 |
固定電話は停電時でも電話できる電話機もある
固定電話のメリットは、停電しても通話できるところにあります。それに比べて光回線による電話は、電気の供給がないと通話できません。
そのため固定電話の場合、停電時であっても通話できる可能性があります。可能性なので、通話できない場合もあります。
理由は、電源の供給がなくても使える電話機本体とは限らないからです。
「停電でも使えます」とか「停電対応電話機」「停電時発信着信機能」などと記載さている電話機と固定電話のタッグであれば、停電時でも通話可能です。
光電話の場合、「停電対応電話機」とのタッグであっても通話することはできません。
※価格はすべて税込。