インターネットサービス利用には2社と契約する必要
ご家庭内で利用できるインターネットサービスは、基本的には2社と契約しなければなりません。
- プロバイダ:インターネットに接続するサービスを提供する会社
- 回線事業者:インターネット回線を提供する会社
例えば光回線といえばフレッツ光ですが、フレッツ光は光回線そのもののこと。そのため回線事業者になります。
フレッツ光の契約する際には一緒に、たくさんあるインターネット接続事業者(プロバイダ)も選ぶ必要があります。
回線事業者とは
私たちが日々利用する交通手段・鉄道でいうと、フレッツ光などの回線事業者は線路に当たります。
フレッツ光と契約すると、NTTがあなたの家の中にまで線路である光回線をつなげてくれます。
プロバイダとは
プロバイダは鉄道でいうと分岐器。分岐する線路に合わせて、あなたの家にデータが届くよう進路を変更したりします。
動画・音楽配信などで届くデータは鉄道でいう電車で、間違いなく、あなたのスマホやPC等に電車が到着するようにしているのがプロバイダになります。
光コラボレーションとは!?
インターネットをするためには、家に線を引く会社(回線事業者)と、インターネット接続をお願いする会社(プロバイダ)が必要なことすでにごしょうかいしました。
ですから契約する相手が2社になり、お支払い先も2社分別々です。
しかし最近は回線事業者+プロバイダーがセットで提供され、契約もお支払いも1社というサービスが主流になりました。
そういった支払いや手続きが簡単な契約形態を提供してくれるのが、光コラボレーションです。(プロバイダーを別の会社にできるところもあります)
光コラボレーションの場合、フレッツ光という光回線をあなたではなく、光コラボ事業者がレンタルしています。
- 今まで:光回線とプロバイダは利用者が個別に契約(二社と契約)
- 光コラボ:光回線は光コラボ事業者がレンタル→利用者は光コラボ事業者とだけ契約
そうすることで、「フレッツ光→お客様 」+「プロバイダー→お客様」だったものを、「光コラボレーション事業者(回線+プロバイダー)→お客様」といったサービスになり契約が一つにまとまります。
光コラボレーション事業者は、私たち利用者にフレッツ光を又貸しすることで、私たち利用者に様々な付加価値を提供できるようになったのです。
光コラボ4つのメリット
契約・支払いが1社にまとまる
今までは光回線とプロバイダーと別々に契約して、別々にお支払いしなければなりませんでした。
しかし光コラボレーションの場合は光コラボレーション事業者が光回線を借りてプロバイダーとセットで提供してくれているので、私たちは光コラボレーション事業者とだけ契約して、お支払いも光コラボレーション事業者にだけすれば良いことになりました。
※プロバイダーだけ別の会社を選択できるところもあります。
問い合わせ先が1社になるので迷わない・間違わない
何らかのトラブルが発生した時、光回線とプロバイダーどちらにお問い合わせすれば良いのか迷わずに済みます。もちろん間違いもありません。
回線とプロバイダーと2つの会社と契約しているときはインターネットの不具合がどちらを原因とするものなのか判別できません。
そのためお問い合わせをどちらの会社にすれば良いのか迷い、間違いもあったかと思います。
※問い合わせ内容によって光回線を提供している会社(NTT東日本やNTT西日本)に連絡してくださいと言われることもあります。
料金が比較的安くお得
光回線とプロバイダーと、プロバイダーが一括してサービスの提供をすることができるようになったので料金設定が自由になりました。
そのため光コラボ提供事業者各社、スマホや電力とのセット割や長期契約時の割引などを提供することで毎月のお支払いを安く設定しています。
乗り換えカンタンな事業者ができた
同じ光ファイバーを使った回線とはいえauひかりやNURO光はフレッツ光と線が違うので以下の3点の手続きが必要になります。
- 新しい光回線の契約
- 新しい光回線の工事
- 古い光回線の解約手続き
しかし光コラボレーションというサービスではフレッツ光から光コラボ事業者のサービスへの乗り換え(転用)がとても容易。
なぜなら光コラボが提供する光回線はフレッツ光と同じものだから。新たに線を引く必要もなく工事の必要のない乗り換えが可能になったのです。
※プラン変更(速度変更など)をする場合別途工事が必要なこともあります。
また2019年7月1日光コラボから光コラボへの乗り換え(事業者変更)も、スマホのナンバーポータビリティ(NMP)のようにカンタンかつ工事不要になりました。
光コラボと契約するということは他社への乗り換えも容易になるので、未来にどんな変化があろうとも面倒の可能性が少ないということになります。