Apple
iPhone、iPad、Macintosh(Mac)をはじめとしたデジタル製品、ソフトウェアを開発・販売しているアメリカの会社。
スマホはiPhoneというブランド名で展開、性能はハイエンドで高価。デザインはシンプル。以前はカラーバリエーションが少なめでしたが、最近のiPhoneはカラーバリエーションが豊富です。
モバイルオペレーティングシステム(OS)は「iOS」、SoCも数字にAを付けたシリーズで自社製のものを使用しています。
日本においてのスマホ選びでは、iPhoneかandroid端末かで考えられることが多いです。
シャープ
中国の中華民国鴻海精密工業が親会社。本社は日本におく電機メーカー。
スマホはテレビなどと同様にAQUOSというブランド名で展開しており、Snapdragon600番台、700番台のミドルハイスペックの製品が中心です。
一部ですが800番台のハイエンドスマホや、400番台のミドルクラスもあります。
デザインはシリーズによってバリエーションの多さが違いますが、シンプルなものが多いです。
ソニーモバイルコミュニケーションズ
ソニーが出資している通信機器メーカー。
スマホはXperiaというブランド名で、最近では主にSnapdragon800番台、600番台の製品を開発・販売しています。
一部のスマホではゲーム機能に力をいれており、公式サイトではプレイステーション4、5と連携する方法も解説しているなど、ソニー子会社ならではの強みもあり。
OPPO
世界上位のスマホシェア率を誇る中国の電気機器メーカー。日本ではあまり知られていませんでしたが、最近では日本国内でも急速にシェアを伸ばしています。
日本で販売されているスマホは、シリーズによってハイエンド、ミドルハイスペック、ミドルクラス寄りのミドルハイスペック~ミドルクラスのものに分けられています。
デザインは高級感があり、カラーもグラデーションを使った美しいものが多いです。
Samsung
韓国の大手電子機器で、家電など様々な商品やサービスを提供している企業、グループ会社。microSDカードなどメモリー製品でも有名。
スマホはGalaxyというブランド名でハイエンド中心。ミドルクラス~ミドルハイスペックが少しあり、SoCはSnapdragonが多いですが、それ以外のSoCを搭載したスマホもあります。
カラーはシンプルなものが多いですが、製品によってはコラボカラーのおしゃれなものがあります。
また、ガラケーのように上下折りたためるものや、手帳のように左右を折りたためる挑戦的なデザインのスマホがあるのも特徴のひとつでしょう。
検索エンジンやandroidを開発・提供している誰もが知っているアメリカの企業。
現在発売されているGoogleのスマホGoogle Pixelというシリーズで、Snapdragon700番台のミドルハイスペックのもの。Googleらしくシンプルなデザイン、カラーです。
Googleのサービスが無料でお試しできたり、OSをいち早くアップグレードできるなどのメリットがあります。
Xiaomi
中国の家電メーカーで、世界のスマホシェア率上位の会社です。2020年に日本のスマホ市場にも参入しています。
参入したばかりなのでまだまだ日本向けの製品は少ないです。
すべてSnapdragon700番台のミドルハイスペックですが、価格が高くても5万円台という安さが売り。5G対応のスマホも安く手に入れることができます。
富士通
情報通信技術を提供する日本の企業。
スマホはarrowsがブランド名。
Snapdragon200番台、400番台、800番台を使用しており、ロークラスからハイエンドまで幅広いラインナップがあります。
最先端を追い求めるというよりもガラケーの形のままがいい人向けの製品や、スマホ初心者向けの使いやすさを重視した製品が多いです。
MOTOROLA
モトローラはモバイル事業とソリューション事業で分割事業となっており、モバイル事業にかんしては香港の会社「レノボ」の完全子会社。
日本のモトローラ公式オンラインショップでで販売されているスマホはSnapdragon400番台、600番台ミドルクラスよりのミドルハイスペックが中心。価格も安く、ほとんどが2~3万円。高いものでも6万円台。
シンプルなデザインとカラーが好みで性能にこだわりのない人向け。
ASUS
中国のPC、PC周辺機器、スマホなどのメーカー。
スマホはZenFoneシリーズと、ROG PhoneというROGブランドの製品があります。
ZenPhoneはハイエンドからミドルクラスまであり、ハイエンドは高級感あふれるカラー、ミドルクラスには女性でも気に入る暖色系のカラーが用意されています。
ROG PhoneはゲーミングブランドのROGの名前を冠しているだけあり、ゲーミングスマホしかありません。ハイエンドであることはもちろん、デザインは他に見ないゲーミングらしいメカ感があり、ゲーム向けの機能も搭載されています。
京セラ
日本の電子部品、電子機器メーカー。京都に本社を置いています。
スマホは多種多様。ガラケースタイルのスマホから、一般的なデザインのスマホ、丈夫さを売りにしたスポーティなスマホなどがあります。
スぺックはロークラスからミドルクラスよりのミドルハイスペックまでで、ハイエンドはありません。富士通同様に使いやすさや初心者向けのスマホが多いです。
SoCはHelioを中心に搭載しているようです。
ZTE
中国の通信設備、通信機器のメーカー。
ハイエンドのスマホもありますが、価格を抑えたミドルハイスペックやミドルクラスも充実。みまもり機能がついたキッズ向けのスマホもあり、デザインもカラーも多様なスマホを出している会社です。
LGエレクトロニクス
韓国の家電、電子機器メーカー。日本ではテレビ製品でも有名。
スマホはミドルクラス~ハイエンドまで。製品によってはデュアルスクリーン(2画面)で画面を増やすこともできます。新しい機種では有機ELディスプレイを搭載するなど、ディスプレイ周りに力を入れています。
カラーバリエーションは少なめで、シンプルな単色が多いです。
HUAWEI
中国の通信機器メーカー。世界のスマホシェア率ではSamsungと争うくらいの大手。
KirinというシリーズのSoCを独自で開発しています。(現在は受注停止中。今後の生産は不明)
シリーズによってハイエンドからミドルクラスまで用意されていますが、現在日本国内で正規に最新の機種を手に入れるのは難しい状況。
カラーはグラデーションの綺麗なスマホが多いです。
HTC
台湾のスマホ・通信機器メーカー。VIVEというVR機器も出しています。
2020年にはスマホ向けのコミュニティを閉鎖したことから業界からの撤退がうわさされていますが、真偽は不明。
現在公式サイトでは3種のスマホが掲載されており、そのうち2つは購入できる状態です。
(楽天モバイル)
MVNO(格安SIM)として電気通信サービスを提供していましたが、第4のキャリアとして2020年よりMNOサービスを開始。MVNOとしての楽天モバイルは新規受付は同時期に停止しています。
現状、楽天モバイルはメーカーというよりも、スマホを輸入し楽天ブランドとして販売を行っている会社になります。
楽天のブランド名を冠しているのは現在3つで、Rakuten Hand、Rakuten BIG、Rakuten Miniです。HandとBIGはミドルハイスペック(Snapdragon700番台)、Miniはミドルクラス~ロークラス程度(Snapdragon400番台)の性能。
楽天のブランドカラーであるクリムゾンレッドが、3つの機種どれにもそろっています。
クリムゾンレッドのような赤色が好きな人や、スマホの性能にあまりこだわらない人に向いているブランドです。