モデム/ONU・ルーター・アクセスポイント・ホームゲートウェイとは!?

モデムとONUは翻訳器であり出入り口

 モデムONUは翻訳器の役割を担っています。

例えばPCのキーボードにて、メール・動画・音楽などを頂戴(リクエスト)って操作します。

PCはデジタル機器なので、この“頂戴”は日本語や英語など、人間の言葉では送信できません。デジタル信号というコンピューターの言葉で送られます。

PCのケーブルで繋がった相手・モデム or ONUがこの“頂戴”っていうデジタル信号のおねだりを受け取ります。

するとモデム or ONUは、“頂戴”っていうデジタル信号を、家の外に送るためにその他の信号に翻訳してくれるわけです。

家の外をインターネット(WAN)と呼び、家の中のネットワーク(LAN)を継ぐ出入り口として機能しているのです。

モデムとONUは実は全く別のもの

 モデム and ONUは、同じような形をしています。大体が、黒いA5サイズくらいの縦長のもので、厚さは3〜4cmくらいあるでしょうか。

モデム and ONUは、同じ翻訳器ですし、見た目も似ているのですが、デジタル信号を何に翻訳できるかが異なるのです。

モデムは、PCから受け取った“頂戴”っていうデジタル信号をアナログ信号に翻訳します。

一方ONUは、PCから受け取った“頂戴”っていうデジタル信号をひかり信号に翻訳します。

モデムはADSLを契約するとついてくる器械で、ONUは光回線を契約するとついてくる器械です。

モデムとONUは1つのインターネット機器しか接続できない

 モデムONUは、翻訳器であり出入り口であることをご紹介しました。しかしそれ以外の役割・機能はご紹介していません。

役割は、翻訳してから家の中から外へ、家の外から中へ入れるだけ。それ以外の役割や機能はついていないのです。

“頂戴”Aがあなたで、“頂戴”Bがお母さん、“頂戴”Cがお父さんで、“頂戴”Dが弟だとして、同時に要求した場合と時間差で要求したところを想像してみてください。

いっぺんに、たった一つの出入り口に“頂戴”が殺到すると、モデムONUは翻訳と出入り口としての機能しかありませんので、要求がぶつかり合ってしまいます。

交通整理してくれる人がいないので、“頂戴”という要求がぶつかり合って家の外・インターネットに接続できないのです。

なので、メールを見たり、音楽聴いたり、動画をみたりできません。モデムまたはONUだけでは、1つのインターネットデバイスしか接続できません。

交通整理と門番を担当するルーター

 モデムまたはONUだけでは、1つのインターネットデバイスしか接続できないとご紹介しました。

しかし、最近は家族もみんなインターネットデバイスを使うでしょうし、自分一人であっても、動画配信サービスをテレビで見ながら、スマホをいじることだって珍しくないでしょう。

もし4人家族で、それぞれがみんな動画見ながらスマホも使っていたとしたら、同時に8台のインターネットデバイスを使っていることになるのです。

なので、モデムまたはONUだけでは不便です。そこで登場するのがルーターになります。

ルーターの役割は、あなたの家のインターネットデバイスすべてに背番号を割り振って、交通整理を行う役割です。

そのため、家族4人、スマホと動画配信を同時に8台分要求したとしても、ルーターがスムーズに交通整理を行い、衝突や渋滞を避けます。

モデムまたはONUだけでは1つのインターネットデバイスしか使えなかったのに、ルーターがいるおかげで複数台のインターネットデバイスを同時に使えるようになるのです。

しかも、ルーターはただの交通整理員ではありません。門番の役割も担っています。

ですから、条件を満たさない危険なデータは、ルーターが防いでくれます。ウイルスから守ってくれるのです。

データの交通事故や渋滞を防ぎ、安全・快適なインターネットを可能とさせる、それがルーターです。

複数の道を作るハブとアクセスポイント(Wi-Fi)

 モデムまたはONUが翻訳と出入り口、ルーターがデータの交通整理と門番の役割を担うと言っても、実はこの2つだけではまだ1つのインターネットデバイスしか接続することができません。

なぜなら、道が一本しか用意されていないからです。

モデムまたはONU→ルーターは、LANケーブルという名の1本の道でつなぎます。そして、ルーター→パソコンなどもLANケーブルでつなぎます。

モデムまたはONUとルーターには、それぞれ一つずつのコネクタしか用意されていません。

実はルーターは、交通整理をするまでが役割であって、道を複数に増やす役割は別のものに任せているからです。

そのためルーター単独では、いても意味をなしません。

有線接続という道を増やすハブ

 ルーターの裏側を見ていただくとわかるのですが、LANケーブルを差し込むことのできるコネクターは、大体どれも5つくらい用意されているかと思います。

1つはモデムまたはONU→ルーターをつなぐもの、残りの4つはルーター→有線接続可能なインターネットデバイス(パソコンやテレビなど)をつなぐために存在します。

最近のルーターは、ルーター単体では意味を為さないがため、大体が「ルーター + ハブ」で構成されているのです。

モデムまたはONU→ルーターをつなぐLANポートと、ルーター→インターネットデバイスをつなぐ1つのLANポートがルーターの役割で、残り3つのLANポートがハブの役割ということです。

ハブがあることによって、1つだったLANケーブルという道が4つに増え、合計で4つの有線接続可能なインターネットデバイスを4つまでに増やすことが可能です。

そして、LANケーブル4本から要求される“頂戴”というおねだりを、ルーターがさばく、そういう流れです。

無線接続という道を増やすアクセスポイント(Wi-Fi)

 最近のルーターは大体、「ルーター + ハブ + アクセスポイント(Wi-Fi)」という構成です。3つくっつけられているのです。

ハブが有線接続による道を増やすのに対して、アクセスポイント(Wi-Fi)は無線接続による道を増やします。

そのため、有線接続可能なパソコンやテレビだけでなく、無線接続しかできないスマホやタブレットも、同時にインターネット接続可能となります。

ハブとアクセスポイント(Wi-Fi)経由でたくさんの“頂戴”がルーターに届き、上手に交通整理して、モデムまたはONUから家の外・インターネットに接続される流れです。

ホームゲートウェイはいろいろくっついた装置のこと

 ホームゲートウェイとは、今までご紹介してきた様々な装置を、一つにくっつけてしまった装置のことです。

例えば、今現在ルーターといえばルーターとハブとアクセスポイントがくっついたものを言います。

3つが一つになっているわけでありますが、ONUとルーター、それでも最低2つの機器を家におかなければならないのでそれなりにかさばってしまいます。

光電話を導入する方の場合、電話信号を光回線に接続する装置・ターミナルアダプタが必要になりますので、合わせると機械が3つになってしまうのです。

そこで、光回線サービスを提供する各社は、ONUとルーターをくっつけたり、ONUとターミナルアダプタをくっつけたりして、機械を3つではなく、2つにまとめているのです。

この「ONU + ルーター」もしくは「ONU + ターミナルアダプター」がホームゲートウェイと呼ばれるものになります。